開咬という咬み合わせをご存知でしょうか?オープンバイトとも言い、歯を閉じようとしても、前歯を閉じることができず、上の歯と舌の歯の間に隙間ができてしまっている状態です。この開咬がひどいと、咀嚼が困難になり、しっかりと食べ物を咀嚼せずに飲み込むことが習慣となって、消化器官への負担は大きくなる上に、滑舌にも影響する可能性があります。
また、前歯で食べ物を噛み切ることができず、奥歯ばかり使うため、奥歯にも負担をかけてしまっています。開咬の状態で、奥歯に負担をかけ続けると、痛みを感じるようになったり、歯の根や、歯の周りの組織にもダメージを与えてしまい、歯周病やむし歯の原因となり、治療しても根本的な解決に至らないため、最終的に抜歯にいたることも多い咬み合わせです。
他にも、口が常に開いてしまっているため、口呼吸の癖がついてしまう方もいます。口呼吸が続くと口内が乾燥するため、菌が繁殖しやすくなって風邪やウイルス性の疾患リスクも高まります。
開咬は幼少期の指しゃぶりや、舌を出す癖や、骨格の遺伝、顎が小さいなど、さまざまなことが影響していると考えられています。
開咬であるのにも関わらず、見た目も食事をする時も、特に気にならないので治療の必要性を感じていない、という方が少なからずいらっしゃいます。
中には食べ物を咀嚼する際には、舌を器用に使って噛み切る癖がついている方もいらっしゃるようで、前歯が閉じないことに不便さを感じていない方も意外に多いのです。
しかし、年齢を重ねるごとに、顎の関節や奥歯へのダメージは確実に蓄積していき、将来的に歯を失うリスクは増していきます。実際、8020運動(80歳で20本の自分の歯を保とうという運動)達成者の中に、開咬の方はほとんど見られませんでした。●リサーチ 良い咬み合わせで 自立したシニアへ
不正咬合はむし歯や歯周病と同じく、早期発見・早期治療することが重要です。治療に取り掛かるのが早ければ早いほど、歯の寿命を長くすることにつながります。
開咬は上下の歯が奥歯のみで咬み合っており、上下の前歯は外側に倒れこむようになります。そのため、倒れこんだ歯を正常な位置に戻していく必要があり、矯正治療でも難易度の高い不正咬合の一つともいわれています。
開咬をなんとか自分で治す方法はないか?と質問をいただくことがありますが、とても危険な行為です。必ず歯科医院で治療を行うことをおすすめします。
開咬は、場合によっては外科手術が必要になることもありますが、マウスピース矯正やワイヤー矯正などの歯列矯正で治療が可能な症例もあるので、まずは歯科医師に相談しましょう。
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