透明なマウスピースで
1本から矯正できます
マウスピースを使用して、気になる歯だけを矯正することが可能です。当院では、1~2本の歯を移動するだけで良い軽症例向けのマウスピース矯正(インビザライン・エクスプレス)の取り扱いもございます。
費用や治療期間を軽減して矯正治療も可能なので、お気軽にご相談ください。
マウスピース部分矯正とは
透明なマウスピースを使用するため装置が目立たず、口元を気にすることなく、矯正治療中も笑顔で過ごしていただけます。
また、ブラケット矯正とは異なり、一度に大きな力をかけることなく歯を動かすことが可能なので、痛みが少ないのも特徴です。ご自身で取り外せるので、食事も歯磨きも普段通りに行えて、結婚式などの大切なイベントを控えている方にも選ばれています。
マウスピース部分矯正の流れ
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無料個別相談
(初診)患者様の歯並びや噛み合わせ、矯正治療についてのご相談をお伺いします。口内の状態を拝見し、そのうえで可能な矯正方法をいくつかご提案いたします。また、精密検査を行う前ですので、あくまでも大まかな数字ですが、費用や治療期間の見通しなどのご説明も可能です。
当院では、気軽に歯並びのお悩みをご相談いただくために、初診の個別相談を無料で実施しております。どのようなことでもご相談ください。
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精密検査
口腔内スキャンやパノラマレントゲン撮影、顔面・口腔内写真の撮影、咬合模型を作るための印象採得などを行います。取得したデータをもとに、シミュレーションを行い治療計画を立てます。
虫歯などの口内トラブルがある場合は、矯正治療を始める前に治療を行います。 -
カウンセリング
精密検査の結果と、治療計画についてご説明します。具体的な費用やお支払い方法、かかる治療期間の目安などを併せてお伝えしますので、疑問や質問がありましたら、遠慮なくお申し付けください。
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部分矯正の開始
発注したマウスピースが届いたら治療を開始します。マウスピースの装着方法や注意点などを詳しくご説明します。
マウスピースは1日20〜22時間以上を目安に装着していただき、約2週間おきの交換が必要になります。 -
経過観察
定期的にご来院いただき、経過を観察していきます。治療プラン通りに歯が動いているか、お口の衛生管理状況などをチェックし、お口の健康を守りながら矯正治療を進めていきます。
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保定期間
治療計画の通りに歯並びが整ったら治療は終了となり、キレイな歯並びを安定させる「保定期間」に入ります。リテーナー(保定装置)を装着することで、移動させた歯が後戻りしないように安定させます。矯正治療でいくら綺麗に歯並びが整っても、保定期間で歯列を安定させられなければ、治療前の状態に戻ってしまいます。
マウスピース型矯正装置による
全体矯正と部分矯正の比較
部分矯正
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全体矯正
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治療範囲 | 前歯など、一部の歯のみ | 全ての歯 |
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治療期間 | 6ヶ月以内 (軽症例3ヶ月程度) |
1〜3年 |
適応範囲 | 軽度の不正咬合 | 軽度〜重度不正咬合 |
部分矯正
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治療範囲 | 前歯など、一部の歯のみ |
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治療期間 | 6ヶ月以内 (軽症例3ヶ月程度) |
適応範囲 | 軽度の不正咬合 |
全体矯正
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治療範囲 | 全ての歯 |
---|---|
治療期間 | 1〜3年 |
適応範囲 | 軽度〜重度不正咬合 |
マウスピース部分矯正のメリット・デメリット
部分矯正のメリット
費用を抑えられる
部分矯正は、歯列全体を矯正するよりも治療費を抑えられます。当院では、部分矯正の中でも軽症例の方を対象としたマウスピース矯正システムを導入しており、症状に応じた治療プランのご提案が可能です。
治療期間が短い
矯正治療の痛みは「歯が動く痛み」「矯正装置があたる痛み」等がありますが、一度に大きな力をかけることなく歯を動かすため、ブラケット矯正に比べて痛みが少ないというメリットがあります。ブラケットのような、装置の凸凹による痛みもありません。
矯正中の痛みが比較的小さい
矯正治療中に痛みを感じる方がいますが、この痛みには「歯が動く痛み」「矯正装置があたる痛み」等があります。全体矯正の際は、奥歯から前歯まで全体に装置が装着され、歯を動かすため痛みを強く感じることが多いです。しかし、部分矯正は、前歯の一部にのみ装置を装着するため、感じる痛みも少なく済みます。
部分矯正のデメリット
適応症が限られている
マウスピース部分矯正は適応範囲が限られているため、部分矯正が適応しないケースもございます。基本的に前歯と小臼歯(軽症例は1~2本の移動のみ)の治療となり、奥歯を移動しなければいけないようなケースでは、全体矯正となります。
装着時間を守る必要がある
マウスピースは1日20~22時間以上装着しなければ、治療効果が得られません。そのため、基本的に食事と歯磨き以外は装着いただく必要があります。自分で外せるメリットもありますが、装着時間を守る必要があります。
装着したまま飲食できない
マウスピースを装着したまま飲食はできないのでご注意ください。マウスピースが変色したり、割れたりする原因になります。飲食の際はケースに入れて保管し、紛失しないようにする必要があります。
MTMとは
当院ではMTMという限局矯正も行っております。クラウンやブリッジなどの歯を補うための補綴治療と同時に行う矯正治療のことをMTMと呼び、動かす歯は1~数本のみです。部分矯正同様、適応する症例は限られていますが、MTMが行える場合は短期間・安価な治療を期待できます。
エクストルージョン
エクストルージョンは挺出(ていしゅつ)とも言い、虫歯などで物を噛み砕く部分がなくなってしまった歯を、強制的に骨から引っ張り出す治療方法です。歯肉の縁以下にまで歯を失った場合、抜歯することもありますが、エクストルージョンを利用すれば自身の歯を残すことができます。
特殊な装置を装着し、歯と歯を支えている組織を骨ごと移動させます。患者様にもよりますが、数ヶ月は装置を装着したままでいてもらい、歯が出て支えるための骨ができたのを確認したら、歯全体を覆うように被せる人工の歯であるクラウンと、土台であるコアを入れて歯を作ります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアメリカのアラインテクノロジー社より提供されている、カスタムメイドの矯正装置で、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。インビザライン・システムは、FDA(アメリカ食品医薬品局)の医療機器として認証を受けています。
マウスピースの材料は厚生労働省の認可を得たものですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。また、日本国内にはマウスピース型矯正装置として薬機法の承認を受けているものも存在します。
マウスピース型矯正装置についてこちらで詳しくご説明しています。