低位舌が原因で歯列不正に…
低位舌とは、舌が口の中で正常な位置よりも低い位置にある状態を指します。通常、舌は上顎の前歯の付け根あたりに自然に位置するのが理想です。
しかし、低位舌の場合、舌がこの位置に収まらず、口の中の下側や前歯の間に押し込まれることがあります。この舌の位置が、歯並びや発音、顎の発育に悪影響を与えることがあるのです。
簡単なセルフチェックで、お子様が低位舌か調べることができます。お家で以下を参考にチェックしてみましょう。
子供に水を飲み込ませ、その際の唇や顎の動きを観察します。
唇を軽く閉じ、顎や唇が余計に動かない。
過度に口を閉じて飲んだり、口から飲み物が漏れてしまう。
「ナ行」や「タ行」を発音させ、舌の動きや音の明瞭さを確認します。
舌が前歯に触れず、クリアな音が出る。
舌がうまく使えず、音が漏れて聞こえたりうまく発音できない。
柔らかい食べ物(パン)と硬い食べ物(リンゴなど)を食べさせ、舌の動きを観察します。
舌が食べ物を押し出さず、飲み込みがスムーズ。
クチャクチャと音を立てて食べ物を食べる。また、むせやすく飲み込みがうまくできない。
低位舌が原因で考えられる歯列不正
子どもの成長過程で、低位舌が原因となり顎の発育や歯並びに悪影響を与えることがあります。以下に、考えられる歯列不正をご紹介します。
(かがいこうごう)
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