虫歯のリスクを知っておこう!
マウスピース矯正中の注意点
マウスピース矯正中に虫歯になる原因
マウスピースが唾液量を減少させる
マウスピースを装着していると、唾液の自浄作用が低下し、細菌が増えやすい環境になりがちです。唾液には本来、口腔内を浄化し、歯を溶かす酸を中和する働きがあるため、その流れが妨げられると歯の防御力が弱まり、虫歯のリスクが高まってしまいます。
食後に歯を磨かずにマウスピースを装着する
食後、歯磨きをせずにマウスピースを装着すると、歯に残った食べかすやプラークがマウスピース内に閉じ込められてしまいます。その結果、細菌がこれらを栄養源として酸を作り、歯の表面を溶かして虫歯のリスクを高める原因になります。
マウスピースを装着したままの飲食
間食や糖分を含む飲み物などは、虫歯のリスクをさらに高めます。特に注意が必要なのは、マウスピースを装着したまま甘い飲み物を飲んでしまうことです。糖分は細菌が栄養として酸を作り、歯を溶かす原因となります。
マウスピースの清掃不良
マウスピースが清潔でない場合、表面にプラークや細菌が付着し、それが増殖することで虫歯のリスクが高まります。特に、マウスピース矯正中は口腔内環境も悪くなりやすいため、マウスピースは毎日丁寧に洗浄し、常に清潔な状態を保つことが非常に重要です
虫歯リスクを防ぐための対策
マウスピース矯正中は、唾液の自浄作用が低下などで、虫歯になりやすい環境になりがちです。しかし、適切な対策をすれば、リスクを抑えることができます。以下を参考にしてください。
飲食後は必ず歯を磨く
食事やジュースなどの甘い飲み物を摂取した後は、必ず歯磨きを行いましょう。マウスピースを装着する前に食べかすなどをしっかりと取り除くことが大切です。
マウスピースの清掃
マウスピースも毎日丁寧に洗浄し、細菌の増殖やプラークの付着を防ぎましょう。専用の洗浄剤や柔らかい歯ブラシを使用して、マウスピースの隅々までしっかりとお手入れすることが大切です。
マウスピース矯正中は、装着によって唾液の分泌が減りやすく、口の中が乾燥しがちです。乾燥すると細菌が増えやすくなるため、水をこまめに飲んで口内を潤し、乾燥を防ぐことが大切です。
装着中の飲み物
マウスピースを装着中は、水かお茶など砂糖が含まれてない飲み物にしましょう。マウスピースや歯のの着色を気にするのであれば、お茶やコーヒーなど色の付いた飲み物も控えた方が良いです。
マウスピース矯正と虫歯Q&A
以下では、マウスピース矯正中に虫歯になってしまった方からよくいただく不安や疑問をにお答えします。一緒に解決策を見つけていきましょう。
マウスピース矯正中に
虫歯になったら?
A.虫歯の治療が最優先です。虫歯が進行すると、歯の形や位置が変わるため、現在使用しているマウスピースが合わなくなることがあります。その場合は、新しい型を取り直してマウスピースを作成する必要があります。これにより、矯正治療の計画が遅れることもありますので、注意が必要です。
マウスピース矯正中の
虫歯治療費は?
A.マウスピース矯正中に虫歯が発生した場合、基本的には「一般的な歯科治療」として扱われるため、保険が適用されます。しかし、インプラントやセラミックなどの自費治療を選択した場合は、保険の適用外となることがありますのでご注意ください。
マウスピースの作り直し
の追加費用は?
A.追加費用が発生するかどうかは、治療契約の内容や治療計画によって異なります。当初の計画からの変更によるマウスピースの作り直しには保証がつくこともありますが、虫歯治療などで計画が変更された場合は別途費用がかかることもあります。詳細については、担当の歯科医院で確認することをおすすめします。