マウスピース矯正中に歯がしみる?
マウスピース矯正中に歯がしみる3つの理由
マウスピース治療中に歯がしみることがあるかもしれませんが、これは珍しいことではありません。原因を理解しておくことで、治療を安心して続けることができます。今回は、マウスピース矯正中に歯がしみる主な3つの原因をご紹介します。少しでも不安を解消し、快適な矯正生活を送るための参考にしてみてください。
歯の移動
マウスピース矯正で正しい位置に歯が動くと、以前は歯が重ねり合って、隠れていた歯面が露出します。これにより、冷たいものや熱いものが一時的に感じやすくなり、知覚過敏の症状がでる可能性があります。
IPR処置後
矯正治療中には、歯と歯の間にスペースを作るために「IPR(Interproximal Reduction)」という処置を行います。この処置では、歯の表面を0.2〜0.5㎜程度ヤスリがけします。その結果、処置の刺激により神経が過敏に反応し、一時的に歯がしみることがあります。
口腔内の環境変化
マウスピースを装着すると、唾液量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなります。この乾燥により、pHバランスが一時的に乱れ、歯の再石灰化が遅れることがあります。その結果、脱灰が進行して歯の表面が敏感になることがあります。
歯がしみる時に!家でできる対処法
マウスピース矯正中の知覚過敏は、ほとんどの場合は一時的なもので、通常は3日から1週間ほどで治ります。症状が出る前に、早めに対策をとることをおすすめします。
冷たい飲み物は避ける
知覚過敏用の歯磨き粉を使用する
ブラッシング圧を弱める
早めに連絡を!歯科医院での対処法
知覚過敏の症状が出たときは、早めに歯科医院に連絡して処置を受けることをおすすめします。痛みが強くなったり、知覚過敏以外の原因が考えられる場合もあるため、歯科医師の診察を受けることが大切です。