矯正中のマウスピース清潔にしてますか?
矯正期間中は、マウスピースを常に装着しているため、日常生活の一部となります。そのため、常に清潔な状態を保ち、矯正治療に支障が出ないように管理することが大切です。
マウスピースの不衛生が招く3つの問題
マウスピースを清潔に保たないと、細菌が増殖し、さまざまなリスクを引き起こします。最悪の場合、マウスピースの作り直しや矯正治療の中断を余儀なくされることもあります。日々のケアを怠ると、矯正の進行にも影響が出ることを理解しましょう。
マウスピースの劣化
マウスピースに多くの汚れや着色がつくと、劣化が進むことがあります。汚れが蓄積されると、マウスピースの本来の機能が低下し、歯が計画通りに移動しない可能性があります。定期的な清掃を怠ると、矯正治療の効果が十分に得られなくなるリスクが高まります。
口臭の悪化
マウスピースに付着した汚れや細菌は、口臭の原因になります。食べカスが分解されると、不快なガスが発生し、口臭を引き起こすことがあります。また、矯正治療中は唾液の分泌が減少し、自浄作用が低下するため、マウスピース自体の臭いを感じやすくなります。
虫歯・歯周病のリスク増加
不衛生なマウスピースを装着していると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。マウスピースと歯の間に密閉された空間は、細菌が活発に活動しやすくなります。長時間汚れたマウスピースを使用すると、虫歯菌や歯周病菌の活動が盛んになり、口腔環境が悪化する原因となります。
食事中や喫煙時にはマウスピースを外すことが基本です。食後に歯磨きをせずにマウスピースを装着すると、食べ物や飲み物の色素が移り、歯に付着した食べかすが残ることで汚れや臭いの原因になります。喫煙も、タバコのニコチンやタールがマウスピースの変色や劣化を引き起こし、矯正治療に影響を与える可能性があるため、必ずマウスピースを外すようにしましょう。
マウスピースの洗浄アイテム
マウスピースを清潔に保つためには、以下の3つのアイテムがあります。これらのアイテムを組み合わせて洗浄することで、マウスピースを常に清潔な状態に保つことができます。
やわらかい歯ブラシ
専用の洗浄剤
超音波洗浄機
清潔を保つことが重要