習慣ってあるの?
ほとんど無意識のうちに行っている習慣や癖は、歯並び・噛み合わせに大きな影響を与えることがあります。矯正治療を受けたあと、歯並びが再び悪くなる「後戻り」は悪い習慣を持っていることで発生する場合がありますので、歯並びを維持する習慣を実践することで、整った歯列を維持できます。
鼻呼吸
鼻呼吸は唇の筋肉が前歯を支えるため、前方に倒れにくくなります。口呼吸をすると舌の位置が下がり、舌が前歯を押してしまうために出っ歯や口ゴボになりやすいです。
また子どもの場合、鼻呼吸をすることで舌が正しい位置に収まり、顎の成長が正常に進んで歯並びが乱れにくくなります。
正しい姿勢の維持
頬杖をついたり猫背になっていたりすると、骨格が歪みやすくなります。歪んだ骨格は歯並びや噛み合わせにも悪い影響を与えることになりますし、特に猫背は口呼吸しやすい姿勢のため、さらに不正咬合のリスクを高めます。
頭頂部を糸で引っ張られているような意識を持つと、自然と背筋が伸びるようになります。
食べ物をよく噛む
食事のときに、しっかりとよく噛むことは歯並びを維持するためには欠かせません。食べ物を噛み、口や顎周りの筋肉を鍛えることが、歯並びの安定につながります。左右どちらかに偏ってしまうと、歯並びだけでなく顔の輪郭が歪む原因になるので、バランスよく噛むことを意識しましょう。
また、筋肉を鍛えることが大切なので、歯ごたえのあるレンコンや漬物、肉などを取るようにしましょう。
仰向けで眠る
「寝るときの姿勢が歯並びに影響を与えるの?」と思うかもしれません。睡眠時間は1日の約3分の1を占めており、日中ほど動かない時間帯でもあります。顎や歯に負担をかける横向き・うつ伏せなどの姿勢で寝てしまうと、歯並びや噛み合わせのズレ・歪みの原因となります。
自分の体に合った寝具を使い、仰向けで眠ることで、歯や顎への負担を軽減できます。
歯科医院に
定期的に通院する
生きている限り、どんなに気を付けていても噛み合わせは毎日ほんの少しずつ動いてしまいます。自覚症状がないと気付きにくいですが、定期的に噛み合わせも診てもらうことで歪みが小さいうちに調整できます。
また、重度の虫歯や歯周病は歯並びが乱れる原因にもなりますので、定期検診で予防と早期発見・早期治療に努めることも大切です。
やっていませんか?
維持するために