歯列矯正で改善できる?
ガミースマイルになる原因は、大きく3つに分けられます。生まれつきの原因もあれば、生活習慣などによっておこる後天的なものもあります。
ガミースマイルは悪い歯並び(不正咬合)によって引き起こされることがあります。出っ歯(上顎前突)やディープバイト(過蓋咬合)のような歯並びの悪影響として、ガミースマイルが挙げられることが多いです。
出っ歯は、前歯が前方に斜めに出ている状態です。そのため、上唇が前歯に押し上げられやすく、歯茎が唇に収まらず剥き出しになりやすいです。
下の前歯が上の歯でほとんど隠れてしまう深い噛み合わせをディープバイトといい、歯茎の見える範囲が広くなるためガミースマイルになるケースが多いです。
ガミースマイルには大きく分けて3つの原因がありましたが、それぞれに合わせて治療法も存在しています。
歯列矯正だけで治療が完了する場合もありますが、症例によってはいくつかの方法を組み合わせることもあります。
01
矯正治療
出っ歯や口ゴボ、ディープバイトといった悪い歯並びによってガミースマイルが引き起こされる場合、歯列矯正を受けることで改善します。矯正治療だけでは改善できなかったケースでも、近年はアンカースクリューを使用することで(インプラント矯正)外科手術を受けずに治療を進められるようになりました。
02
歯肉切除
文字通り、余分な歯肉を切り取って、見た目を整える治療法です。歯と歯茎の境目をレーザーなどで切除し、歯の長さと歯茎の見え方のバランスを取ります。重度の症例には向きませんが、手術自体は1時間~1時間半で完了するため、1日でガミースマイルが改善します。
03
口腔前庭狭小術
唇と歯茎の間にある部分を口腔前庭と呼び、この部分を切除して狭くする治療法です。口元の筋肉が強すぎるなどの理由でガミースマイルになっているケースで行います。上唇の内側の粘膜を短くすることで、必要以上に唇がめくり上がらなくなります。口腔前庭狭小術も1時間~1時間半ほどで終わり、大きく腫れることもほとんどありません。
見た目とともにお口の健康を守るためにも、ご自身の口元にお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。